どうも!管理人の免疫大魔王です。
皆さん、毎日元気に過ごせていますか?
このサイトにきて頂く方は、たいていがご自分のお体に何等かのお悩みを抱えておられる方が多いかと思います。
唐突ではありますが、
もし、あなたが、便秘、貧血、肌荒れ、アレルギーなどで悩んでいるのであれば、今日から毎日、味噌汁を飲んで下さい!
もし、あなたが、高血圧や糖尿病などの生活習慣病で悩んでいるのであれば、今日から毎日、味噌汁を飲んで下さい!
もし、あなたが、痩せたいのになかなか痩せることができないのであれば、今日から毎日、味噌汁を飲んで下さい!
大袈裟に聞こえたら申し訳ないですが、日本伝統の発酵食品である味噌から作られる味噌汁は、昔から「味噌汁は食べる点滴」と言われるほどの豊富な栄養素や健康効果があるんです!
今回は、そんな味噌汁に含まれる優れた栄養素や健康効果についてお話していきます。
Contents
味噌に含まれる栄養素や健康効果

味噌の主な栄養成分
「味噌汁は食べる点滴」
「味噌は日本のスーパーフード」
と呼ばれるように、味噌には主原料の大豆そのものが栄養豊富なだけではなく、発酵という過程を経ることによって、大豆にはないアミノ酸やビタミンが生成されたり、増えたりするのです。
味噌の主な成分を書き出しますと、
必須アミノ酸 9種 |
トリプトファン |
リシン |
メチオニン |
フェニルアラニン |
トレオニン |
バリン |
ロイシン |
イソロイシン |
ヒスチジン |
必須アミノ酸9種が全て含まれているのと同時に、
ビタミンもたくさんの種類が含まれています。
ビタミンB1 |
ビタミンB2 |
ビタミンB6 |
ビタミンB12 |
ビタミンE |
ビタミンK |
ナイアシン |
葉酸 |
パンテトン酸 |
ビオチン |
その他にも、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、食物繊維と、多くの栄養素が含まれています。
これらの豊富な栄養素が、さまざまな健康効果をもたらすのです。
さて、どのような効果・効能が期待できるでしょうか。
健康的に美しく!美容面でも女性には嬉しい健康効果
タンパク質やビタミン豊富で肌を美しく健やかに保つ
味噌には良質なタンパク質やビタミンが豊富に含まれているため美肌効果が期待できます。
味噌には「遊離リノール酸」という成分がメラニンの合成を抑え、シミやソバカスを防ぐ役割をしてくれます。
また、味噌には豊富に含まれた栄養素を消化吸収されやすい性質があります。
これは、主原料である大豆が栄養素として大変優れている反面、消化吸収が悪いという難点があります。
ところが、大豆が味噌として製造されると、大豆タンパク質は酵素によって加水分解されて、約60%が水分に溶け、約30%がアミノ酸になります。
大豆そのものとして食べるよりも、栄養素は消化吸収されやすくなるのです。
老化防止に作用する栄養素が豊富!アンチエイジング効果が期待
老化の多くの原因について多くの学者が言われていることとして、生体の細胞脂質の酸化が挙げられます。
脂質が酸化されると、生体にとって不都合なラジカル(游離基)や活性酸素が生成されてしまいます。活性酸素というのは体に必要なものではありますが、増えすぎると体を錆びさせてしまい、体内に過酸化物質を作ってしまいます。
シワなどができるのは、体が酸化されている具体的な状態です。女性にとっては大敵ですね!
老化を防止するには、これらの物質を体内に溜めないようにすることです。

味噌に含まれるビタミンEやダイゼイン、サポニンはこれらの過酸化物質の
増加の抑制に大変有効です。
また、味噌に含まれる麹菌も酸化還元を促進する作用があるとされています。
植物性乳酸菌の一種のハロフィラス菌が身体の内側から健康効果に役立つ!
植物性乳酸菌の一種であるハロフィラス菌というのがあります。
ハロフィラス菌は、醤油や味噌を作る際に無くてはならない菌です。
醤油や味噌は、大豆などの主要成分の他に、乳酸菌、酵母菌、麹菌と言った菌で作られます。その中でも、ハロフィラス菌が大活躍しています。
このハロフィラス菌が作成する乳酸が、身体の内側から健康に役立つことはもちろんのこと、味噌や醤油の味をまろやかにし、旨みを出すという効果があります。
コレステロールの制御
味噌の大豆に含まれるリノール酸は、コレステロールの体外への排出を促進します。
植物性ステロールは小腸でのコレステロールの吸収を抑制します。
その他、大豆に含まれる健康成分は、大豆レシチン、大豆タンパク、食物繊維、サポニンがあり、これらはコレステロールを制御する働きがあります。
生活習慣病のリスクを下げる
味噌には、生活習慣病である脳卒中や心臓疾患などの発症を低下させる働きがあります。
また、糖尿病を改善したり、高血圧の予防や改善が期待できます。
昨今の日本人の生活習慣病の増加は、食の欧米化などの影響によるものが大きく、味噌を含む伝統の日本食を食べなくなったことが大きな原因だと言われています。
胃がん予防
味噌汁を頻繁に飲む習慣のある人ほど、胃がんになる確率が低いと言われます。
以前に、国立がんセンターの研究結果によりますと、味噌汁を飲む人と、飲まない人を比べますと、胃がんの死亡率は、飲まない人のほうが飲む人と比べて50%も高いという ものです。

味噌の塩分は胃がんを促進しないという研究結果が報告されています。
胃潰瘍の防止
味噌汁を毎日、あるいは時々飲む人は、全く飲まない人に比べると、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの胃の病気が少ないという研究結果があります。
若い時は、その差が出にくいのですが、年齢を重ねて60歳以上になりますと、飲んでいる人と飲んでいない人では、飲んでいる人のほうが、胃の病気になりにくいという研究結果があります。
整腸作用
味噌の中に含まれる食物繊維は、大腸でビフィズス菌などの善玉菌のエサとなり、善玉菌を活性化します。それで腸内が善玉菌優位になり、良好な腸内フローラが形成されます。
腸内環境が改善されるということは、便秘が改善されることにつながります。
女性のお悩みの大部分を占める便秘が改善することで、美肌やダイエットの成功に大きく影響しますよ!
味噌を選ぶときのコツや注意点

価格が安いだけのニセ発酵食品に気を付けよう!
昨今の菌活ブームもあり、味噌を含めた乳酸菌食品はあちこちで販売されています。
ただ、ちょっと待って下さい!
味噌であれば何でも良いと言う訳ではありません。
腸の中の善玉菌に良いと信じて、毎日せっせと食べていた味噌やヨーグルト、ぬか漬け、牛乳、チーズやキムチは一般のスーパーで買ったものではないですか?
勿論スーパーのような量販店にもちゃんと品質の高いものだって売っていますし、スーパーで売られているものが品質が高くない訳ではありません。でも、多いんですよね。乳酸菌も生きていなくて、食品添加物や合成保存料が含まれているものが・・・。
例えば、味噌ですと、「生みそ」と言われるタイプのものには、生産しているメーカーが品質を均一に保つために、発酵菌の働きをなくすためアルコールや加熱処理により、殺菌処理をしています。
発酵菌が死んでしまうことで、品質を均一に保ったり、賞味期限を長くすることが出来ますが、お味噌本来の健康成分である発酵菌が摂れなくなります。ニセモノを食べても意味はありません。
ですので、お味噌を選ぶ際の最低限のコツは、
食品添加物の入ってないもの
合成保存料の入ってないもの
主原料の大豆が遺伝子組み換えでないもの
麹、天然塩などシンプルな原材料で菌の生きているもの
を選ぶようにして下さい。
味噌は”日本人の健康の源”とも言われる食品です。余裕があれば専門の味噌屋さんから買うようにするのがおすすめです。

味噌の専門店は百貨店の地下に食品売り場がありますが、そこにある場合が多いです。
少々価格は張りますが、価格以上の効果を得ることができるでしょう。
最後に
味噌汁の摂取と血圧には因果関係が無い!
よく、味噌汁を食べることについて、
「塩分の摂りすぎが心配」
「味噌汁を飲みすぎると血圧が上がるから飲むのを控えよう」
と考えられる方もおられます。お気持ちは十分理解できます。
ボクも以前に健康診断を受けたときに、少しだけ血圧が高かったことがありました。
その時にお医者さんに言われたのが、「味噌汁を飲む際は具だけ食べるようにしたほうが良いでしょう。」と・・・。少々乱暴な言い方になりますがお医者様がこのような説明をされると、心配になりますし誤解される方も多くなるかと思うのです。
ただ、2013年10月26日に第36回日本高血圧学会で発表された情報によると、
「味噌汁の摂取と血圧には特に因果関係がない」
とのことです。
また、人間ドックを受けた平均年齢55歳代の男性を対象に食物頻度調査を行った結果、
「毎日、味噌汁を飲む頻度と血圧は何も関係がなかった。」
ということなのです。
ですので、安心して味噌汁を飲んで、その優れた健康効果を実感して下さい!
ただ、何事もそうなのですが、食べ過ぎや飲みすぎは厳禁です。程度を考えてほどほどにしておくと良いでしょう。間違ってほしくないのは、「味噌汁さえ飲んどけば大丈夫!」と言ってそれだけに偏ってしまうことです。
あとがき
味噌汁は日本古来の乳酸菌食品として、その豊富な栄養素や健康効果には目を見張るものがあります。
ボクの知り合いの方で70歳代の男性がおられるのですが、肌はツヤツヤですし、歩くスピードも速いですし、関心してしまうのです。
その方も毎日の味噌汁が日課になっているのです。
みなさんも、美容・健康のためにも、一日の始まりをお味噌汁でスタートしてみませんか!
きっと、良い健康効果が期待できることでしょう。
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