どうも!管理人の免疫大魔王です。
貧血が原因で、朝の通勤電車で倒れる女性が多いのに驚きます。
先日の朝の通勤の出来事ですが、ボクの乗る電車は、家からの最寄りの駅が始発のため、座ることが出来ます。いつもと同じように座ってウトウトしていました。
だいたい、出発駅から到着駅までの中間地点ぐらいだったでしょうか?ふと目が覚めると、前に立っている女性が何だか苦しそうにしています。かなりヤバそうな様子だったので、すぐに声を掛け、ボクの座っている座席に座ってもらいました。
女性は「すみません!」と言いながらもなお、苦しそう・・・。でもしばらくするとちょっと落ち着いたようですので、大したことなく良かったです。
恐らく貧血を起こしたんでしょう。ボクは降りる駅に電車が到着したので、女性に「気を付けてね」と声を掛け、電車を降りました。
実は、女性が電車内で貧血で倒れる場面に出会うのは今回が初めてではありません。
実は、倒れる女性の多い貧血は、便秘と深い関係にあります。
便秘を改善すれば、貧血も改善出来ますし、貧血を改善すれば同時に便秘も改善出来るのです。
今回は、女性のお悩みに多い、貧血と便秘の関係と対策についてお話していきます。
Contents
女性の貧血の原因

電車に乗るのが怖い
貧血でお悩みの女性が多いようです。
しかも、朝の通勤の電車内で立ってる時に症状が出ることが多いようで、ボクも通勤の際に、貧血で倒れる女性を何度か見たことがあります。
実際に電車内で貧血になった経験を持つ女性にお話しを聞いてみますと、電車内で立っているときに、
●目の前が真っ暗になる。
●息切れ、息苦しさを感じて呼吸が乱れる。
●立っていられなくなる。
●吐き気がする。
●サアーッと血の気が引いて、冷や汗が出る。
という症状だと言われます。
あと、ボクも先日、送別会でお酒を飲んだ帰りにもなりました。電車内で貧血になりますと本当に厄介ですし、電車に乗るのが怖くなるのがよくわかります。
★関連記事:【貧血と違う脳貧血】電車内でぶっ倒れる脳貧血は便秘などの腸内環境の悪化が原因!
鉄欠乏症による貧血
貧血の原因で一番多いと言われる「鉄欠乏症性貧血」は文字通り、体内の鉄分が不足することによって起こる貧血です。貧血の原因の約70%を占めるのです。
赤血球は細胞内にヘモグロビンを含有しており、鉄はヘモグロビンを構成する必須成分の一つです。
ヘモグロビンが酸素を結合して体全体に運べるのは鉄の存在がないことにはできません。
鉄が体内で不足することにより、十分なヘモグロビンを生合成できなくなり、生じるのが貧血です。
血液の成分の一つである赤血球は酸素を運ぶ役割を果たしています。赤血球の中のヘモグロビンが、酸素とくっつき、肺から取り込んだ酸素を体中に運びます。
このヘモグロビンを作るのに必要なのが、鉄分です。
鉄分が不足すると、ヘモグロビンが不足するため、酸素の運搬がスムーズにいかなくなります。少しでも酸素を体中に運ぼうとするため、肺や心臓に負担がかかり、動悸や息切れを起こしてしまうのです。
ただ、気になるのは、貧血は女性に多い症状であり、男性にはあまり見られないことです。なぜ、女性のほうが貧血の方が多いのでしょうか?
女性が貧血になりやすい理由とは!?
貧血になる人は、男性と比べてはるかに女性のほうが多いです。
女性には月に1回の月経があります。
月経により定期的に出血を生じますが、出血の際に、赤血球に含まれる鉄も体外に排出されます。
必然的に鉄不足となるために、女性は基本的に鉄が不足しがちです。
貧血の対策は鉄、野菜、コラーゲン、そして腸内環境の改善

鉄分の摂取だけではダメ!
貧血の原因と言いますと、99%の方が鉄分不足と言われるでしょう。確かに正解なのですが、最も重要と言われているのが野菜の摂取なのです。
野菜を多く摂る
なぜなら、血液を作る造血作用には、鉄分だけでは出来ません。「葉緑素」が必要なのです。
葉緑素(クロロフィル)と血色素(ヘモグロビン)はその分子構造が大変似ていて、野菜を摂取すると、腸管の粘膜で葉緑素の分子構造からマグネシウムが外れ、そこにイオン化された鉄分が入るだけで、血色素に転換され発展させることができます。
ですので、貧血対策に鉄分の摂取だけでは不十分です。野菜を併せて摂るようにしましょう。
腸内環境の改善
血液は腸で作られます。つまり、腸の絨毛において、食べたものから赤血球が造られる訳ですので、造血する機能を持つ腸内環境が大切になる訳です。
下痢をしたり、便秘になったり、腸が冷えていると、腸内フローラのバランスが崩れてしまい、悪玉菌優位になります。悪化した腸内環境では良い赤血球が造られるわけがないのです。
従って、野菜や玄米や発酵食品を摂り、腸内環境を整えるということが大切になってきます。
便秘の改善など、お腹の調子を整えることで貧血は改善する!
便秘も女性にはとても多い症状のひとつになります。
ふだんからお腹の調子を整えるために、食生活の改善から始めては、いかがでしょうか?
食生活の改善とは、
●乳酸菌発酵された発酵食品を摂る。
●食物繊維を摂る
●オリゴ糖を摂る
というのが腸内環境の改善には大変有効です。
発酵食品と言いますと、ヨーグルトをイメージされるかと思いますが、それだけではありません。
発酵食品
日本には昔から食べられてきた発酵食品が豊富にあります。
味噌や醤油や納豆などの大豆を発酵させたものや、キムチやぬか漬けのような漬物類など腸内の善玉菌を増やし、元気にし、腸内環境を整えるには無くてはならない食材です。
これらを普段の食事から積極的に摂るようにしたいものです。
★関連記事:日本伝統の発酵食品の一覧|漬物や納豆などの健康効果が注目されています!
食物繊維
また、食物繊維も積極的に摂りたい食材の一つです。
食物繊維には大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の両方があります。
水溶性食物繊維とは、わかめやめかぶなどの海藻類やシイタケやしめじなどのキノコ類に多く含まれます。
水溶性食物繊維の働きは腸内でゲル状になり、余分な栄養素やコレステロールを包み込み、体外に排出します。また、腸内でビフィズス菌などの善玉菌のエサとなり、腸内を活性化します。
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オリゴ糖
オリゴ糖も同じで、善玉菌の有効なエサとして、健全な腸内フローラを形成するのに一役買っています。
オリゴ糖の発見は母乳で育った子供が、粉ミルクなどの人口栄養で育った子供よりも、下痢などの病気にかかりにくく、かかっても軽症で速やかに治癒することが知られていました。
1899年、パスツール研究所のティシエにより、健康な母乳栄養児の便からビフィズス菌を分離したことがきっかけとなり、腸内細菌の研究が進みました。
母乳中のビフィズス菌増殖因子と呼んでいたものがオリゴ糖だったのです。
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腸内細菌の研究により、様々なオリゴ糖が発見されました。
乳酸菌サプリメントの併用が有効!
便秘や貧血を起こしやすい方は、相当、腸が弱っている可能性があります。
腸内環境改善の基本は、食生活を含む生活環境の改善が必須であり、基本です。
発酵食品や食物繊維と一緒に、どうしても不足する部分を乳酸菌サプリメントの摂取でカバーするのも一つの手段です。
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但し、乳酸菌サプリメントを摂取する場合は、必ず、
サプリメントはあくまでも補助であり、食生活を改善することなくサプリメントだけに頼らない!
ことが、腸内環境を改善する秘訣です。
腸内環境を作物が育つ畑に例えますと、普段の食事が土であり、乳酸菌サプリは肥料のようなものです。土を耕すことなく、肥料だけ撒くようなことは有効ではありません。
上手く活用すれば、貧血の改善に大変有効となるでしょう。
貧血の原因は便秘などの腸内環境の悪化であり、また、逆に貧血が腸内環境の悪化にもつながります。「鶏が先か卵が先か」のような話になりますが、どちらも正解と言えるでしょう。
電車内に限らず、貧血の不安があると安心して外出もできません。特に女性は不安です。
規則正しい生活をして、貧血を改善できるよう応援しております。
あとがき

貧血に限らず、電車内で具合が悪くなる女性は多いです。
見てて本当にかわいそうだなと思うと同時に、食生活の乱れで腸が弱ってるのかなと思います。
最近だいぶブームになっている菌活ですが、正しい知識を持って頂き、ご自分のお悩みや症状を少しでも改善できるよう、情報発信していけたらと思い、ボクもまだまだ勉強の真っ最中です。
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