どうも!管理人の免疫大魔王です。
ペパーミントと言えば、アロマテラピーに使われるリラクゼーション効果の高いものとしてよく知られていますが、最近では便秘のセルフケアの用途として大変重宝されているようです。
このペパーミントが、どのように排便力をつけるのに作用し、便秘の改善に繋がるのか、今回はその効能についてお話していきます。
Contents
ペパーミントの便秘への効果・効能とは?

ペパーミントは消化器の毒出し作用が高い!
ミントはシソ科のハッカ属やメンタ属、ミント属の植物の総称のことを言います。
シソ科ハッカ属には、二ホンハッカやペパーミント以外にも、様々な種類が存在し、実際にその数は何百種類もあると言われています。その効能は、漢方の世界では昔から胃を整える健胃剤として使用されてきました。

ペパーミントは、生命力がとても旺盛であり、どんどん増えます。家庭菜園でプランターなどで栽培しますと、水さえあげていればどんどん増えてくれますので、栽培が大変楽な植物です。ご自分で栽培されている方も多いようです。
このペパーミントの有効成分は、メントールで消化器に対する効能では、腸内に溜まったガスを排出させる働きや、腸管の痙攣をおさえる作用があります。
胃痛や腹痛のときに、ペパーミントティーを飲むと、胃腸をリラックスさせてけいれんを止めるのに役立ちます。

さわやかなスゥーっとする香りが特徴のペパーミントは、医薬品や生活用品などに多く使用されています。
特に発汗作用が強く、有効成分のメントールには血管を拡張する作用があるため、血液の循環を促進し、女性に多くみられるお悩みの冷え性にも有効だとされています。
冷え性の人に便秘の人が多いのは、体が冷えると血行が悪くなり、自律神経のバランスが悪化することにより腸の働きが低下するのです。
ペパーミントを摂ることで、冷えが改善され、便秘の対策にもなるのです。

メントールの効果でリラックス
ペパーミントの主成分であるメントールには、神経伝達物質である”セロトニン”やサブスタンスPに働きかけ、筋肉の収縮や緊張を和らげる作用があります。
また、イライラした気分を落ち着かせ、夜眠れないなどの不眠症を予防する働きがあるために、便秘の改善には効果的だと言われています。

ボクもたまにやっています(笑)
★便秘のセルフケア|ミント温湿布の温熱効果と薬理効果で腸を活性化

ペパーミントの歴史
世界で最も有名なハーブのペパーミントは、どのような経緯から世界中に広がり、重宝されるようになったのでしょう?昔から使われてきたペパーミントの歴史を見てみましょう。
ペパーミントはヨーロッパ原産のシソ科ハッカ属の多年草であり、湿気のある条件を好み、地下茎で繁殖し、大変強い生命力を持ちます。
主な産地はアメリカ、イギリス、オーストラリア、イタリア、フランス、インド、中国、スペイン、ブラジルで、イギリス産のものが最も高品質だと言われています。
ペパーミントの学名はMentha piperitaと言い、Menthaはハッカを意味します。
piperitaはコショウの意味ですので、直訳しますとコショウのようなハッカと言う意味ですので、名前からして辛そうですよね。
じつは、学名のMenthaはギリシャ神話に登場する妖精メンタに由来します。冥界の王様のハーデスが地上世界に出てきて、妖精メンタに恋してしまいます。
それをハーデスの奥さんのペルセポネーの怒りを買ってしまい、メンタは草に変えられてしまうのです。以来その草のことを「ミント」と呼ぶようになったようです。

ペパーミントには、このほかにも古代、中世、近世のヨーロッパの長い歴史の中での、数多く、数えきれないほどのエピソードがあり、人々の暮らしの中で親しまれてきました。
ペパーミントの使用用途は多岐に渡り、現代のアロマテラピーもその一つです。

古代ギリシャでは、ペパーミントにまつわる話がたくさんあるそうよ。

古く長い歴史のあるペパーミントだからこそ、正しく上手に使ってほしいんですね。
ペパーミントを使ったミントティーも便秘の改善には有効です。
どのようなものがあるか次の項目で見てみましょう。
ペパーミントティーやペパーミントオイルが便秘の改善に効果的!

ペパーミントティーを飲んでみる
ペパーミントを簡単に摂取する方法として、「ペパーミントティー」が一番手軽でおススメの摂取の仕方になるでしょう。
先ほどもお話しましたが、ペパーミントにはデトックス(毒だし)効果があり、新陳代謝を活発にし、むくみが解消され、ダイエットにもなったと言う方が多くおられます。
代謝は年齢と共に低下してくる傾向にありますので、加齢による便秘の方が増えているのも、それが原因と言われています。
その代謝が上がることにより便秘が改善されるのも、理にかなっていますよね。ペパーミントティーでうまく活用して毒だしにお役立て下さい。
精油を取り扱う際の注意事項

取り扱いを間違えますと、体に危険な作用を及ぼすことがありますので、次のことに十分注意してお使い下さい。
絶対に飲んではいけない!
当たり前ですが、精油(エッセンシャルオイル)は、デュヒューザーなどで気化されたものを香りとして味わうことでリラックス効果などを得るものです。
中には飲むことで毒性のあるものもありますので、決して飲まないようにしましょう。
精油(エッセンシャルオイル)を原液のまま肌に直接つけない!
精油(エッセンシャルオイル)を肌につけて使用する場合は、ホホバオイルなどのキャリアオイルで1%以下に希釈して使用するようにしましょう。
間違えてうっかり原液のまま使ってしまい、炎症を起こしたりかぶれたりするのをときどき耳にします。十分注意してください。
傷口や目などに触れない!
使用する際に、目や傷口に触れないように十分注意して下さい。
万が一、目に入った場合は、水でよく洗い流し、眼科医の診断を受けて下さい。
妊娠中は使用を限定する!
精油(エッセンシャルオイル)は、妊婦さんが使用してもそれほど危険性が無いことが報告されています。
但し、妊娠中は何かと心身がデリケートなものです。
ディヒューザーを使って香りを楽しむぐらいにして、アロマバスなどの精油(エッセンシャルオイル)を使った入浴は控えるようにしましょう。

当サイトで正しい知識を身に着けて、便秘を治してきれいになってね!
あとがき

ペパーミントには、今回ご紹介したお話の便秘のセルフケアだけに留まらず、様々な健康効果が期待できます。
中でも摂取することによって得られるリラクゼーション効果は、すっかり日本にも馴染んで、女性で知らない方はいないと言うぐらいです。
便秘のセルフケアは力んでやるよりは、リラックスムードの中で楽しんでやったほうが効果も高いように思います。
リラックス効果もあるのでぜひ使ってみて!