どうも!管理人の免疫大魔王です。
ボクはよく、スーパーで売られているパックのめかぶを食べるのですが、めかぶの栄養素
健康成分が便秘の改善やセルフケアに大変効果的なのは、すっかり有名になっています。
価格も安く、毎日食べても飽きないめかぶのどのようなところが便秘の改善などの健康効果や効能があるのでしょうか?
今回は、ヌルねば食材では外すことの出来ないめかぶの効能について詳しくお話していきます。
めかぶの栄養素と健康効果および便秘の改善効果

ヌルねば食材で外すことのできないめかぶは、そのヌルねば成分が便秘の改善をはじめとして、その他多くの健康効果に役立っています。
具体的にはどのような成分がどのような健康効果が期待できるのでしょうか?
めかぶの栄養成分
わかめの根本の部分で、葉や茎に比べて栄養がたっぷりと凝縮されているめかぶは、ヌルねば成分である栄養素が豊富に含まれています。
免疫力を高めるフコイダン
めかぶに含まれる栄養成分の代表格とも言えるフコイダン。
フコイダンは硫酸化多糖の一種であり、めかぶやもずく、わかめや昆布などの褐藻類に含まれる食物繊維のことです。
めかぶやもずくなどの海藻類は自らの身を守るためにフコイダンのヌルヌルやネバネバ成分が役にたっています。
そのヌルヌルネバネバ成分を私たち人間が食べることで、喉や胃、腸の粘膜を保護し、胃腸の活動がスムーズにいくようサポートしてくれますので、便秘の改善に大変役に立っているとされています。

また、フコイダンには細胞を活性化させて風邪をひきにくくしたり、インフルエンザなどのウィルスや病原菌などから体を守る免疫力を高める効果があると言われます。
それ以外にも、フコイダンは毛髪の発育を促進する、発毛の新陳代謝を促し、健康で美しい髪を作る効果があると言われています。


わたしも小さい頃から、めかぶのようなヌルねば食材はしっかり食べるように口うるさく言われていたわ。
美容効果も高いと言われているのよ!
デトックス効果のあるアルギン酸
アルギン酸はめかぶなどの褐藻類に含まれる多糖類で食物繊維の一種です。
めかぶに含まれるアルギン酸には、胃腸の調子を整えて排便を促し、便秘を改善する効果があると言われています。
また、アルギン酸にはカリウムが含まれていて、カリウムの働きが体内の塩分を吸着して、高血圧を予防・改善したり、血中コレステロールや血糖値を抑る働きがあるとされています。
骨格を形成するカルシウム
めかぶにはカルシウムも多く含まれており、骨粗鬆症の予防をしたり、丈夫な骨を形成します。
新陳代謝を活発にするヨウ素(ヨード)
めかぶに含まれるヨウ素(ヨード)は基礎代謝を促し、新陳代謝を活発にして、健康な体づくりをします。
新陳代謝が活発になると言うことは、特に成長期にたの栄養素の消化・吸収をスムーズに行い、健全な体づくりに役立っています。
めかぶのネバネバパワーで暑さに負けない体づくり!
上記でお話しましためかぶの栄養成分のフコイダンやアルギン酸などのネバネバパワーは特に体力を消耗しやすいとされる暑い夏場に活躍します。


特に夏場の暑いときには食欲も減退しやすいのです。
冷やしうどんやそばにめかぶをトッピングして食べると、美味しいですしツルっと食べやすいですよ!
めかぶをトッピングしたら美味しいよ!
その他の健康成分
あと、めかぶに含まれている成分としまして、ビタミンB群やEPAがあります。
ビタミンB群は水に溶け、炭水化物をエネルギーに変える手助けをします。
EPAは、「エイコサペンタエン酸」の略称です。
EPAは、めかぶなどの海藻類のほか、あじやさば、いわしなどの青魚に含まれるn-3系脂肪酸の一つになります。但し、細かく解説をしますと、魚類はEPAを体内で合成することはできませんので、魚類のEPAも元は、植物プランクトン由来です。
EPAは私たち人間の体では合成されにくいとされる脂肪酸です。
血管や血液を健康に保つのに重要であり、効能は
血液をさらさらにする
中性脂肪値を下げる
血管年齢を若く保つ
心臓病・脳梗塞を防ぐ
動脈硬化を防ぐ
などの効能があるとされています。
めかぶが気になる口臭・体臭を抑える
今から13~19年前に、TBSで放送されていた生活情報バラエティ・教養番組で「スパスパ人間学」言うテレビ番組がありました。
番組のなかで、めかぶを食べることにより、気になる口臭や体臭が軽減されるという特集がありました。
めかぶが体臭を軽減する理由について、某医院の院長先生が見解を述べられています。
めかぶの体臭軽減効果は、某院長先生が以前から述べられておられた※「腸肝循環説」にあると言います。
腸肝循環と言いますのは、読んで字のごとく、腸と肝臓の間でさまざまな物質が循環して行き来をする生理的な活動のことを言います。
私たちが食べたものが腸で消化・吸収されて肝臓に行く際に、無臭化されたり無毒化されたりして尿や大便として体外に排出されます。
この時に無毒化されなかったニオイ物質は再度腸の中に分泌され、一部は便やおならとして排泄され、一部は再び肝臓に入り無毒化されるのです。
上記のように腸肝循環がスムーズにいってくれれば良いのですが、問題は、
①腸内で生成されたニオイ物質が便とともに体外に排泄されないケース
②腸内で生成されたニオイ物質が回腸から門脈を経て肝臓に行かずに、直接血管に入り、ニオイ物質が血液を介して肺(口臭)や汗として出るケース
③肝臓に行ったニオイ物質が無毒化(無臭化)されて尿に排泄されずに、そのまま血液の中に入り全身を駆け巡るケース
一般的に肝臓や腎臓が丈夫な方が、口臭や体臭が強くなるのは①と②が原因と言えるでしょう。
めかぶの効能が発揮されるのはまさにここなのです!
先ほど申し上げたように、めかぶのような海藻類に含まれるネバネバ物質のフコイダンが腸内で食物繊維のような働きをして、アンモニアや硫化水素といったニオイ物質をヌルヌルで包み込み体外に便と一緒に排出してくれるのです。
また、アルギン酸もフコイダンと相互に作用してニオイ物質の排出をしてくれているのです。
但し、このニオイを緩和する働きはワキガのような体質的なニオイには効きません。

よく、「便秘の人の口臭やおならは臭い!」ということを聞かれるかと思います。
便秘などで腸の働きが十分でない方は、このような腸肝循環のメカニズムが当てはまるかとボクは思っています。
ですので、口臭も体臭も、また高血圧などの生活習慣病も便秘を改善することで、大方は改善するのではないでしょうか?
このようなネバネバ成分のような粘性多糖体は、カスピ海ヨーグルトにも含まれているようですので、一緒に摂取するとより効果が高まるのではないかと思います。

便秘改善に有効だとされるめかぶを使ったレシピをご紹介していますので、良ければ参考にして下さい。

いろいろ美味しい食べ方があって楽しみね!
めかぶを美味しく食べて便秘改善が期待できる食べ方
めかぶの美味しいレシピ
便秘改善に効果的!めかぶと納豆和え
めかぶと納豆和えは、食物繊維+納豆菌ですので、腸内で善玉菌のエサとなり、腸内を活性化することにより、腸を元気にして、便秘の改善に効果的です。
作り方も簡単で、手軽に美味しく食べられるめかぶと納豆和えを作ってみましょう。

出典:COOKPAD めかぶと納豆和え
【材料】
めかぶ:1パック
納豆:1パック
めかぶの付属のタレ
納豆の付属のタレ・辛子
醤油
焼き海苔・かつお節
作り方は、めかぶと納豆を混ぜ、付属のタレや辛子はお好みで調整してください。
全部を入れてしまうと、かなり濃い味になりますので、ご注意を。
お酒のおつまみにもいいですし、もう一品と言うときに、すぐに作れて美味しいので、大変っ便利なレシピかと思います。
めかぶとネギのスープ
温かいスープが欲しいときに、サッと作れる簡単メニューです。

出典:COOKPAD めかぶとネギのスープ
【材料】
めかぶ 1パック
ネギ(小口切り) 少々
鶏ガラスープの素 小さじ1杯
水 350~400ml
塩 ひとつまみ
ごま お好みで
※材料は2人分です。
【作り方】
①ネギは小口切りにする。
水と鶏がらスープの素を火にかけ、沸いたらネギとめかぶをめかぶのタレごと入れる。
②塩を加えてお好みの塩加減にする。ゴマをかけて出来上がり!
※塩加減で味が変わってきます。うまく調整して下さい。
乳酸菌とのコラボ 生めかぶの味噌汁
味噌の乳酸菌とめかぶの食物繊維のコラボです。
腸内環境を整え、腸内を元気にして、便秘の改善に役立つメニューです。
最高の組み合わせではないでしょうか。

出典:COOKPAD 生めかぶのお味噌汁
【材料】
めかぶ 適量
薄揚げ 1枚
ダシ 適量
合わせ味噌 適宜
あさつき 適宜
※材料は2人分です。
【作り方】
①生めかぶの旬は3~5月です。
②めかぶを流水で解凍します。
③めかぶを熱湯でサッと茹でます。茹でると鮮やかな緑色になります。
④ざるに上げ、軽く水洗いします。
⑤ダシが沸いたら、めかぶと薄揚げを入れ、火が通ったら火を止めて味噌を入れます。
※作り方はそれぞれお好みの味があるかと思いますので、おまかせですが、せっかくめかぶを使ったレシピですので、水で洗いすぎてぬめりを取りすぎないようにしたほうが、めかぶの健康効果を失わずに食べられると思いますよ!
COOKPADを見れば、めかぶを使ったレシピは他にもたくさん紹介されています。
今回は、和え物と汁物をご紹介しましたが、本当にいくら食べても飽きがこないめかぶをしっかりと楽しんでいただき健康にお役立て下さい!
めかぶの保存方法
新鮮なめかぶを美味しくいただくために、使い切れなかっためかぶの上手い保存方法は次の通りです。状態によって保存方法は若干違ってきます。
冷蔵 | 生のめかぶは冷蔵保存が基本です。洗わずにそのまま冷蔵して、食べるときに熱湯をかけて食べる方法と、 熱湯をかけて食べられる状態にしてから冷蔵室に保存する方法とがあります。 いずれも2~3日中に食べるようにしましょう。 |
冷凍 | 冷凍保存が適しています。洗わずにそのままでも良いですし、茹でてから冷凍してもO.Kです。 半年ぐらいは冷凍しても大丈夫です。パックに入ったものはそのまま冷凍できます。 |
解凍 | 食べるときに自然解凍します。 |
コツ | 生のめかぶなら、刻んでお湯に潜らせたあと、冷凍してもO.Kです。解凍後すぐに食べられますので、忙しい方には大変便利でしょう。 |
食べて美味しく、コスパに優れていて健康効果の高いめかぶを普段の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ

安くて、美味しくて、健康効果も高いめかぶを毎日食べたいものです。
でもめかぶのような海藻類も食べ過ぎは要注意なんですよ。

私も美容に良いからと言って食べ過ぎは注意するわ。

ただ、よっぽどでないと食べ過ぎることはないでしょうけど、適度に食べて健康にすごしましょうね!
あとがき
めかぶはボクが小さい頃からの大好物であり、今もそれが変わることなく、ずっと食べ続けている食材です。
めかぶの便秘改善効果や健康効果をお話しましたが、健康に良いから食べているのではなく、おいしいから食べていると言った感じです。
美味しく食べることができて、なおかつ健康効果も高いというものはそんなに無いような気がします。
ご飯のおかずだけでなくお酒の肴など、用途は多数あり、非常に使い勝手の良い食材です。
小さい頃に母親から「めかぶやわかめなどの海藻類を食べないと髪の毛が黒くならないよ!」とよく言われていたと記憶しています。
ですので、お蔭様で50を迎えるような年齢のボク免疫大魔王ですが、髪の毛はほとんど白髪が無く、黒々としています。
本当にありがたいですね!