どうも!管理人の免疫大魔王です。
毎年、春先になると鼻水がズルズルと止まらなくなるつらい症状の花粉症。
酷い鼻づまりに夜も十分に眠ることが出来ないで悩んでいる方も多いかと思います。
ボク免疫大魔王も昨年あたりまではひどい症状に悩まされていました。
花粉症やアレルギー性鼻炎の原因は、大気汚染や食生活の変化、居住環境の変化やスギ花粉の飛散量の増加など様々な原因があると推測されています。
花粉症やアレルギー性鼻炎で悩む方は増加しており、将来は75%以上の人がアレルギー性鼻炎になると言われています。
実は、花粉症やアレルギー性鼻炎の辛い症状の原因や、自分に合った正しい治療法は以外とご存じない方が多いのです。
今回は、様々な原因や治療法についてお話していきます。
Contents
くしゃみ、鼻水、鼻づまりの原因を知ろう

花粉症やアレルギー性鼻炎といっても、人によって原因や症状はさまざま。
まずは、自分の症状をみながら何が原因となっていることから正しい治療法は見つかります。
鼻水や鼻づまりの原因は何なのか、また自分に合った正しい治療法を見つけることから症状の緩和や改善、完治につながるのです。
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花粉やホコリでアレルギー反応が起きるしくみ
古代から多くの動植物が進化と絶滅を繰り返す中、私たち絶滅することなく進化しながら生き抜いてきました。
私たち人間が生き抜いてこられた理由の一つには「免疫反応」があります。
もともと免疫反応は、外敵であるダニや寄生虫の攻撃から身を守るために発達してきたと言われています。
血液中には肥満細胞という細胞があり、肥満細胞が抗体があり、外から侵入してきた外敵や異物が抗体にひっつくと肥満細胞に指令が送られ、外敵をやっつけるヒスタミン(武器)が放出されます。
ヒスタミンによって外敵をやっつけることができるのです。
ところが、近代になって、食生活の変化や居住環境の変化、また大気汚染など原因はさまざまだと言われていますが、本来人間に害を与えることのない花粉やホコリ、中国大陸から飛散してくる黄砂などの異物に対して、外敵が侵入してきたのと勘違いをして免疫反応が起きてしまうのです。
本来外敵をやっつけるために肥満細胞からでてきたヒスタミンが、やっつける敵がいないために鼻水やくしゃみ、目のかゆみといったアレルギー反応を引き起こしてしまうのです。
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肥満細胞が発生させるものにはIgE抗体というものがあります。
IgE抗体は、花粉症などのアレルギー症状を持たない健常な人の血液からはほんのわずかしか見つかりません。
ところが、花粉症や喘息、アトピーなどのアレルギー疾患を持っている人からは、健常な人の何倍もの肥満細胞が存在すると言われます。
ボクも、アトピーの症状が酷かったときは、血液検査での数値がかなり高かったと記憶しています。
こんなにある!スギ以外の花粉
花粉症の原因となる花粉は春先に多く飛散するスギ花粉だけではありません。
実は、アレルギーを引き起こすとされる植物の花粉は一年中飛散しているのです。
樹木
樹木の名称 | 飛散時期 |
ハンノキ | 1月上旬~5月初旬 |
スギ | 1月下旬~5月初旬 |
ヒノキ | 3月初旬~5月中旬 |
シラカンバ(北海道) | 4月初旬~6月初旬 |
イネ科の植物
植物の種類 | 飛散時期 |
ハルガヤ | 3月下旬~10月上旬 |
カモガヤ | 4月下旬~11月上旬 |
オオアワガエリ | 4月下旬~11月上旬 |
ギョウギシバ | 5月下旬~11月上旬 |
キク科 アサ科
名称 | 飛散時期 |
ブタクサ | 7月下旬~11月上旬 |
ヨモギ | 7月下旬~11月上旬 |
カナムグラ | 8月上旬~11月下旬 |
上記のように花粉症やアレルギー性鼻炎の原因となる花粉はスギ花粉だけではありません。
スギの花粉は日本では最も多い花粉症ですが、日本のなかでも場所や時期が変わると、花粉症やアレルギー性鼻炎の原因となる花粉の種類も変わるのです。
ボクの場合は、上記の表の中では7月下旬から11月上旬に飛散量が多いとされるブタクサにも反応してしまいます。また、血液検査ではイネ科の植物に高いアレルギー数値が出ていました。
ボクの知人に新潟出身の方がいて、「私は、春のスギ花粉の時期は平気なのですが、秋のお米の収穫の時期に鼻炎になるんです。」ということをおっしゃっていましたが、もしかしたらイネ科の花粉症かもしれませんね。


そうなってしまったのは、食生活や生活習慣など、さまざまな原因があるんですね。
鼻は保湿・保温の大切な役割
日本には春・夏・秋・冬という四季があります。
季節の変化があり、暑い夏や寒い冬で温度や湿度は変化します。
鼻は季節によって変わる気温や湿度の変化にうまく対応して体を守っているのです。
寒い冬の乾燥した時期は空気が直接肺の中に入ってしまえば、風邪を引いたり肺炎になりやすくなってしまいます。
鼻の中にはでこぼこの粘膜があり、粘膜にはたくさんの毛細血管が張り巡らされていて、毛細血管によって、冷たい空気は温められ、粘膜から出る鼻水で乾いた空気は適度な湿度を保てるようになっているのです。
まず、原因を知るために診察を受けよう
花粉症やアレルギー性鼻炎には、さまざまな原因があります。
「敵を知り己を知れば、百戦して危うからず」
という言葉通りで、先ほどお話しましたように花粉はスギ花粉だけではなく、いろいろな花粉があります。また、花粉でなくホコリやハウスダストが原因の場合もあるのです。
本当はスギ花粉ではないのに、スギ花粉の治療をしても症状は当然良くはなりません。
耳鼻咽喉科に行けば、さまざまな方法で鼻炎の原因を調べることが出来ますので、受診して検査を受けてみましょう。
耳鼻咽喉科へ行きますと、まず医師が問診を行います。
鼻水はサラサラしたものか、ネバネバしているか
鼻水の色は何色?
鼻づまりやくしゃみの症状はどれぐらいか
症状が酷くなるのは、1日のうちのいつぐらいか(朝か夜か、どういう時か)
と言った問診を受けます。


中には花粉症ではなく、蓄膿の場合もあり得ます。
必要な場合は、スコープで鼻の奥を覗いたり、CTを撮ったりすることもあります。
(ボクも過去に経験しています)
採血検査
採血検査とは、血液のなかにアレルギー症状を引き起こすIgE抗体がどれぐらい存在するかといったことを調べる検査です。
また、ホコリや物質など今のアレルギーの原因となっているものの抗体の数値もわかるようになっています。
花粉症の場合は花粉のどれが鼻炎の原因になっているかわかるようになっています。
鼻汁検査
鼻汁検査とは、鼻水を綿棒で取って、顕微鏡で見る検査です。
取った鼻水の中に「好菌球(こうきんきゅう)」という細胞が多く見られればアレルギー性鼻炎と診断します。
採血検査のように具体性はないようです。
パッチテスト
パッチテストとは、花粉などのアレルギーの原因となる原因物質のエキスを少しだけ注射したり、皮膚に塗ったりして皮膚が赤く腫れてくるかどうかを見る検査です。
美容院で初めて毛染めをする際にも行うのがパッチテストです。

また、体質の変化により、何年も前の検査とは反応する物質が違う場合もあるみたいなので新たに検査をするのは有効なのね。
いくつかの検査結果から複合的に判断して原因は何かという診断をするのです。
普段から信頼できるかかりつけ医を見つけておくのが良いでしょう。
花粉症・アレルギー性鼻炎で試したいさまざまな対症療法

花粉症やアレルギー性鼻炎を根絶治療するには、大変な労力と時間がかかります。
「辛い症状を少しでも楽にしたい」
という方のためにボクが試したことのある花粉症の対症療法についてお話してみます。
鼻うがい
鼻うがいは、ボクが試したことがある対症療法のなかで一番効果が高かった療法です。
やり方は簡単な器具を使って鼻の中に専用の液を入れて片方の鼻の穴から出す方法です。
やる前は、
「水が入ってキーンってなりそうで怖い!」
とビビッていたのですが、やってみるとどうってことないのです。
むしろ、すっきりして気持ちが良い!凄い!鼻うがい最高!ってところでしょうか。
ワセリンを塗る
花粉症の時期にも拘わらず、マスクやゴーグルを仕事の都合上、つけることの出来ない方もいらっしゃいます。
マスク、ゴーグル等の花粉対策グッズが使えない方向けにとても良い方法があります。
「ワセリン」を使うのです。
ワセリンは塗り薬や軟膏の基剤として幅広く使われていて、無臭のものです。
ちょっとベトベトした感じが気になりますが、ワセリンを鼻の穴の入り口や口の周りに塗っておくのです。
ワセリンを目の周りや鼻の穴の入り口に塗っておくことで、花粉が目や鼻の中に入ってくるのを防ぐことが出来るのです。

ワセリンは、薬局でも安く買うことが出来ますが、処方箋で買うとさらに安く入手することができます。

今は、内勤職ですのでマスクやゴーグルをつけてもよいのですが、花粉が入ってこないのでワセリンを使うほうが症状が軽くなり楽になりますのでおすすめです。
ミスト吸入器でアロマテラピー
アロマオイルを使った花粉症対策はテレビでも多数紹介されています。
アロマオイルを使って鼻の粘膜を湿らせることにより、鼻づまりの症状が改善することがあります。
特に花粉症には、ティーツリーオイル、ユーカリ、ローズマリー、ペパーミント、ラベンサラなどが効果的だと言われています。
吸入器を使用する際の注意点
吸入器にアロマオイルを入れて吸入する方法は、やったその時は鼻がとおってスッキリします。
花粉症などの鼻づまりの対症療法としては、効き目が期待できて良いのですが、吸入器を使用する際には、ちょっと注意しておいて頂きたいことがあります。
精油または、エッセンシャルオイルなどのアロマオイルを入れて吸引するのですが、アロマオイルが吸入器を腐食させて、吸入器そのものが壊れてしまうのです。
ボクがやらかしてしまった失敗は、ティーツリーオイルを吸入器で使った際に最初は何ともなかったのですが、しばらくすると、噴霧口の部品あたりの様子がおかしくなりました。
どうせ消耗品だから仕方ないだろうと考えていたので予備のものに交換をしましたが、しばらくするとまた、部品がダメになり、最後は本体のタンクが壊れてしまいました。

他のオイルで試してないのでわかりませんが、オイルによっては吸入器を使わないほうが良い場合もあるようです。
吸入器が使用できない場合は、熱湯にオイルを垂らして吸引する方法や、ディヒューザーを使った方法をおすすめします。
まとめ

今回は、花粉症やアレルギー性鼻炎の対症療法についてお話しましたが、対症療法はあくまでも対症療法であり、根絶治療ではありません。
言ってみればあくまでも「その場しのぎ」であり、完治させたいとお考えであれば対症療法と併せて、根絶治療を行うことをおすすめします。

近年増加の一途をたどっているのよ。
原因は大気汚染や地球の温暖化による花粉の飛散量の増加など様々なことが取り上げられてはいるんだけど、考えられる一番の原因は食生活の変化や除菌のし過ぎが大きいと言われているわ。
できれい好きすぎるのもほどほどにね。
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ボク免疫大魔王もアトピーの酷い症状に悩まされましたが、長い期間の体質改善の効果もあり、だいぶ症状は落ち着いてきています。
腸を健康にすることは、アレルギーだけでなくほとんどの病気の克服につながるのです。
あとがき
当記事でお話したように、花粉症が酷いときは少しでも楽になりたいがためにいろいろな方法を試したものです。
今回はボクが試したなかで、特に効果があったものをご紹介してみました。
ただ、人によっては効果があるものと、残念ながらあまり効果が感じられないものが出てくると思います。実際にやってみないとわからないものです。
これは!というものを試されてみると良いでしょう。
私もたまにくしゃみが止まらなくなるのはアレルギーかもしれないわね。