どうも!管理人の免疫大魔王です。
ボクのアトピーの症状は、以前に比べてかなり改善はしていますが、まだ完治には至っていません。
アトピーは症状が改善したり悪化したりを繰り返しながら、なかなか完治しないとされています。早く治ってほしいのですが、なかなかうまくはいかないようです。
実は、アトピーが悪化する要因の一つに「過度なストレス」というのが大きな原因だと言われています。
今回はアトピーとストレスがどのように関係しているのかを、ボクの体験を語りながらお話していきたいと思います。
参考になるかどうかわかりませんが、アトピーで悩んでおられる方は是非、聞いておいて戴きたい。
Contents
切っても切れないストレスとアトピーの関係
ストレスでアトピーが悪化
父親の危篤で実家に帰ったときの体験
当サイトの別記事で何回かお話している通り、ボクのアトピーは子供の頃からではなく、36歳の時に突然発症した「大人アトピー」というやつです。
★関連記事:アトピー性皮膚炎の改善には乳酸菌が効果的!効くとされる菌株を集めました
発症してから、一時期よくなっていたのですが、転勤による引っ越しで関東に来てからは悪化しました。
信頼のおける皮膚科を見つけて、治療するとともに、根本的な改善として食事や規則正しい生活を意識して行うことで、かなり症状は改善されてきてはいますが、まだ完治には至っていません。
突然の父親危篤の連絡
ある日の午前中、ボクは勤務している会社で仕事の真っ最中でした。
突然、携帯が鳴りました。
電話帳に登録の無い見知らぬ番号、仕事中だし一瞬無視しようと思いましたが、なんとなく胸騒ぎがして、電話に出てみると、田舎の親戚の叔母からでした。
叔母からの電話によると、ボクの父親が昨日から行方不明になっており、警察に届けを出していたが、昨晩中にみつからず、今朝になって山奥のダムの近くで意識不明で発見され、救急で病院に搬送されたとのことでした。
ボクの父親は、ちょっと前ぐらいから認知症の症状がみられていたようで、以前にも行方不明になっているのです。
とにかく生命が危険だからということで、会社の上司に休暇の許可をもらい、すぐに帰宅して家から車で実家のある四国に向かいました。
途中、大阪で単身赴任中の弟を拾ってその夜の22:30頃に実家に到着。
命は奇跡的にとりとめたとのことで、一安心し、翌朝病院に行くことになりました。
ストレスでアトピーの症状が悪化していた!
翌日家族で病院に行きました。
奇跡的にも命を取り留めた父親は、病院のICU(集中治療室)のベッドに仰臥していました。
ひとまず安心ということで、家族や携帯に連絡をくれた叔母と話していた時の叔母の一言が
「○○ちゃん(ボクの名前)アトピー酷いね!」
とびっくりした様子。
叔母は元看護士。
状況は見ればわかります。
ボクはそんなに酷くなっているという意識はなかったのですが、鏡を見てみると言われる通りいつもよりひどい状態になっているのがわかります。
ボクは意識していなかったのですが、父親の状態を心配しながら実家に帰る途中の長距離ドライブで悪化したようなのです。
要するに、危篤の父親の状態を心配するあまりに、心的ストレスとなってアレルギーの状態に影響したのでしょう。
過度のストレスによって腸内環境は悪化します。
思い起こせば、実家に帰るときのロングドライブ中、ずっとお腹が痛かった記憶があります。


36歳の時にアトピーを初めて発症したときも、過度なストレスが原因でした。
有難たかった!皮膚科の先生のアドバイス
父親の事で実家に帰った週末に、ボクは地元の神奈川のかかりつけの皮膚科に行きました。
顔を合わせた先生の開口一番は
「○○さん、何かあった?」
とのこと。
さすが先生、症状から過度なストレスだと一目で判ったようで、ワケを話すと、

でも、ストレスを溜めすぎたりしないように自分で工夫しないといけないわね。


私だって、毎日こうして休まずに診察に来てるけど、本当に精神的にしんどくて、たまには休みたいときもあるのよ。
でも仕事だと思えば割り切るしかないし、どうせなら状況を楽しむようにしてるのよ。
とのこと。
医者でありながらまるでアスリートのような心を持ち合わせた先生の言葉に救われた気がしました。
ボクは思いました。
「ああ!この皮膚科を選んで間違いではなかった!」と。
アトピーを悪化させる過度なストレスを溜めないようにするには

規則正しい食生活
アトピーの症状を根本から改善していく方法としては、皮膚科の先生から受けたアドバイスのひとつである「規則正しい食生活」というのは根本的なこととなるのです。
アトピーの原因は実にさまざまなことが言われていますが、もともとは「免疫バランスの崩れ」が一番の要因と言われています。
つまり、腸内環境を整えるような食事内容でないと、薬をいくら塗ったりする外からのケアだけではいつまで経っても改善しないのです。
当サイトの別記事でもお話していますが、インターネットで「アトピー」と検索するだけで、莫大な情報が出てきます。
数的にかなりの情報がネット状でも出回っており、中にはかつて”アトピービジネス”と呼ばれたなんとなく胡散臭いサイトも存在するのが事実です。
ステロイドの副作用を散々煽った挙句、
「このクリームなら副作用なくアトピーの症状を改善できます!」とか、
「これがあなたが辛いアトピーと決別できる方法です!」と言って高額商品を売りつけようとするのを信じてはいけません。
治るはずがないのです。根拠がありません。
やはり、腸の状態を良くして、崩れた免疫バランスを正常に保つには、正しい食事を摂るのが一番です。
★関連記事:和食のススメと健康効果
アトピーなどのアレルギー症状を改善するための正しい食事とは本来日本人が古くから食べてきた和食です。
和食が持つ健康効果は
味噌や醤油、漬物などの発酵食品
野菜などの食物繊維
大豆などの食品から摂れるオリゴ糖
とボクは上記の3つが必須だと思っています。
和食でなくても上記の3つのものは摂ることが可能かもしれませんが、やっぱり生まれ育った国の食品を食べるのが一番です。
アトピーに悩んでおられる方で、普段の食事内容が不安定だなと思っておられる方は、今食べているものを見直してみられることをお勧めします。
きっと、悪い結果にはならないと思いますよ。
質の良い睡眠
酸化と還元が必要なように、人間にはゆっくり眠る時間が必要です。
眠ることで、昼間の活動の疲れを取り去り、労働や運動によって酸化(錆びた)した体を還元してくれるのが睡眠だと考えています。
医学界でも、睡眠不足による酸化ストレスがさまざまな病気の原因になると言われています。
動物を使った実験では、実験動物の睡眠を妨げると、脳内の※SOD活性や還元型グルタチオンの量が減少し、酸化型グルタチオンが増加するというような脳内の酸化ストレスレベルを上昇させることが分かっています。
※SODとは
スーパーオキシドディスムターゼ (Superoxide dismutase, SOD) は、細胞内に発生した活性酸素を分解する酵素である。酸素消費量に対するSODの活性の強さと、寿命に相関があると言われるが、これは体重に対して消費する酸素の量が多い動物種ほど寿命が短くなるはずのところを、SODが活性酸素を分解することで寿命を延ばしているとするものであり、動物の中でも霊長類、とくにヒトはSODの活性の高さが際立ち、ヒトが長寿である原因のひとつとされている。
上記のように、睡眠は酸化還元の働きにより体内の細胞を修復し、老化を防ぐだけでなく、精神的な安息をもたらす役割があります。
睡眠時間は出来れば7時間以上あれば良いのですが、時間よりも良質の睡眠をどれだけとったかにもよりますので、時間だけでは計れないところもあります。

眠れないときに、枕を他のものに替えてみると良く眠れるようになったと言ってた方もおられましたよ。

アロマオイルのやさしい香りが疲れた体を癒してくれるのよ。

適度な運動
アトピーなどのアレルギーに限らず、体を健康に保つために運動は欠かすことが出来ません。
ただ、アレルギー症状を改善するための運動は、よくテレビで見るようなアスリート顔負けのストイックな激しい運動は必要ありません。
ボクの経験上、軽いジョギングやウォーキングやストレッチ、ヨガ、ダンスなどの運動がちょうど良いかと思います。
大事なのは、運動によって
「心と体を開放してやる」
ことです。

ケガや病気のリハビリとは全く違います。
「心と体が喜んでいる」
という状態の運動を探すのが大事ではないでしょうか。
庭の草むしりも車の洗車も運動の一つです。
好きなことで体を動かして、開放的な気分になってみましょう。
まとめ

ボクはアレルギーがこれほどストレスの影響を受けるとは思っていなかったのでびっくりしました。
同時にストレスから逃げることを考えるのではなく、どう前向きにプラスにとらえるかを体験によって学習することができました。

大魔王!もっと強くなりなさい(笑)

わかりました(笑)
皆さんもストレスに負けず、プラス思考で頑張りましょう!
あとがき
アレルギーとストレスの関係についてお話しましたが、生きている限りストレスから逃げることはできません。
というよりは、ストレスをストレスとして捉えないことと、どんな苦しい状況であっても今遭遇している状況を楽しむ心を持たなければと考えています。
本当に人間って弱いですね。
(弱いのはお前だけじゃ!と突っ込まれそう。)
なんだか私と正反対の性格なのかしら。