どうも!管理人の免疫大魔王です。
世の中には、自分たちが身近に食べているものがある時、大変健康効果が高いとわかるときがあります。
例えば、酒粕やそば、絹タンパク、大豆や凍り豆腐には”レジスタントプロテイン”というタンパク質でありながら食物繊維様の生理機能を示すものが豊富に含まれているというのです。
当サイトの他の記事でご紹介している”レジスタントスターチ”や”難消化性デキストリン”とよく似た健康効果があると言われるタンパク質、”レジスタントプロテイン”についてお話していきます。
Contents
レジスタントプロテインの健康効果
レジスタントプロテインとはどういうもの?
レジスタントプロテインは、当サイトの別記事でもご紹介しています”レジスタントスターチ”や”難消化性デキストリン”とよく似た特徴や機能を持つ、ヒトの体内の消化酵素では分解されにくい難消化性のタンパク質です。
レジスタントプロテインは、タンパク質でありながら食物繊維のような機能を持ち、消化されないまま腸に達したレジスタントプロテインは腸内の善玉菌のエサとなり腸内環境を健全に保ちます。


★関連記事:腸内細菌を元気にする食物繊維”レジスタントスターチ”の驚くべき健康効果!
★関連記事:食物繊維が不足している方に朗報!難消化性デキストリンの高い健康効果に注目
レジスタントプロテインを含む食品
レジスタントプロテインは私たちの身近にあるさまざまな食品に含まれています。
どのような食品に豊富なのかそれぞれの食品と特徴をいくつか挙げてみましょう。
レジスタントプロテインには、レジスタントスターチや難消化性デキストリン同様、美容・健康には大変うれしい効果が期待できるのです。
美容・健康の一番の源は腸を健康にすることだと言われています。
酒粕
甘酒の原料となったり、粕漬などに使われたりと使用用途が豊富な酒粕。
酒粕は日本酒などのもろみを圧搾した後に残る白い固形物状のものです。

酒粕は酒米を醸造することによって取り出され、日本食品標準成分表によりますと、
水分、炭水化物、タンパク質、脂質、灰分となっており、ビタミン、ペプチド、アミノ酸、酵母など栄養素を豊富に含んでいますので、美容・健康効果が高いとされています。
酒粕に含まれるレジスタントプロテインは、コレステロール低下作用や肥満抑制作用が高いことが確認されており、レジスタントプロテインは体内の余分な脂質を吸着させて体外に排出される働きがあると考えられているのです。

ボクも何回か買って甘酒を作ったことがあります。

特に粕漬けは独特の風味が好きなのよね!
蕎麦
そばは日本人にとってとてもなじみの深い食品になります。
そばは、ビタミン、ミネラル、ルチン、タンパク質、食物繊維などを多く含み、特に食物繊維は白米の約8.5倍もあると言われています。
蕎麦に含まれるレジスタントプロテインは、血中の総コレステロールを減少させることが確認されております。

過去にNHKの朝のテレビ番組の「あさイチ」では「蕎麦の実ダイエット」や「蕎麦の実料理レシピ」が放映され、健康効果が注目されています。

関東はそばを食べる習慣が濃いような気がします。
特に神奈川にはそこらへんじゅうに蕎麦屋さんがあるんですよね。

腹持ちも良くて、ヘルシーよね!
シルクタンパク
皆さんはシルクパウダーって知っていますか?
シルクパウダーが製品として登場するまでは、絹を生み出すカイコを食用として食べており、今現在でも日本の一部の地方では甘露煮や佃煮に調理されて食卓へ上がっているそうなのです。

シルクパウダーは、近年の製造技術の発達によってシルクの成分を粉末に加工したものです。
カプセルに入れて飲んだり、うどんやクッキーの生地に混ぜて調理したりして摂取することが出来ます。
蚕の繭糸に含まれるタンパク質のセシリンがレジスタントプロテインにあたります。
セシリンの摂取により、大腸がんの抑制が報告されています。
また、便中の水分含量を高める働きにより、便秘改善にも効果があります。そしてセシリンには高い抗酸化作用があり、体内で余分に発生した活性酸素を抑える働きがあるのです。

早速摂らなくっちゃだけど、シルクパウダーってどこで買えるの?

高野豆腐(凍り豆腐)
高野豆腐(凍り豆腐)は、豆腐を凍結、低温熟成させた後に乾燥させた日本に古くからある保存食品です。
乾燥した状態がまるで、硬く乾いたスポンジのようであり、水で戻しだし汁で煮込んで味付けをして食べることが多いです。

高野豆腐(凍り豆腐)は大豆食品の中でも、原料である大豆よりもレジスタントプロテインの含有割合が多く、強いコレステロール調節作用を持つことが報告されています。

甘く素朴な味で懐かしいですね。

何だかお母さんのご飯が食べたくなっちゃった!
作ってみて!高野豆腐(凍り豆腐)のカリッと揚げ
食べて健康効果の高い高野豆腐(凍り豆腐)ですが、よくありがちなだし汁に甘く浸した料理でなく、ちょっと変わったレシピも食べてみたいもの。
そこで、簡単にすぐ作れて美味しい高野豆腐(凍り豆腐)の簡単レシピをご紹介しましょう。
材料
●高野豆腐(凍り豆腐):2個
●片栗粉(小麦粉でも可):大さじ2杯
●サラダ油:大さじ1杯
●白だし:大さじ1杯
●水:1カップ
作り方
高野豆腐を上記の材料の中の水と白だしを混ぜたものに浸けて戻す。
戻した高野豆腐(凍り豆腐)の汁気を軽く絞り、一口大に切り、片栗粉(小麦粉)をまぶす。
フライパンにサラダ油を温め、カリッと少し焦げ目が付くぐらいまで焼く。
お好みでネギやおろし大根を載せると良いかも!

美味しいですよ(笑)

簡単に作れるので、ぜひ試してみてね。
糖尿病の改善効果も!
上記でお話しましたように、レジスタントプロテインを含む食品は私たちのまわりにたくさんあり、蕎麦や高野豆腐(凍り豆腐)などの決して高価でなく毎日でも食べることができる食品に多く含まれているのです。
レジスタントプロテインの働きは、脂質代謝によってコレステロールを抑えるだけでなく、糖質代謝によって糖尿病を予防・改善する効果があることが知られています。
食品メーカーの旭松食品では、高野豆腐摂取による血中HbA1c(糖尿病の指標)が有効に変化するという結果を得ています。
こうや豆腐の含め煮を1日あたり1枚、3か月間続けて摂取した期間の血中HbA1c(糖尿病の指標)を調べました。その結果、図に示すように、こうや豆腐摂取によってHbA1cが有意に低下するという結果が得られました。
レジスタントタンパクが健康機能性を発揮するメカニズムの一つは、腸管内において胆汁酸と結合し、排出させるという効果にあると考えられています。
胆汁酸には脂肪の消化・吸収を助けるという役割の他に、体に「食事をした」というシグナルを伝え、エネルギー代謝を亢進する役割があります。
このシグナルの伝え方は新しい胆汁酸の方が強いと考えられ、レジスタントタンパクによって胆汁酸を排出し新しく作り変える効果により、より強くシグナルを伝え、エネルギーを消費しやすい体になった可能性を考えています。
引用先:旭松食品 2018-6-16

免疫大魔王が普段から「和食」と言ってるのが良くわかるわ!

日本で古くから食べられている食品を見直してほしいんですね。
まとめ

美容・健康の一番の源は腸を健康にすることだと言われています。



ただ、たくさん摂っても健康を損ねたという報告は無いですが、ほどほどに摂るようにしましょうね。
あとがき
今回のレジスタントプロテインに限ったことではないのですが、本当に日本で昔から食べられてきた和食は健康効果が高いなと実感させられるのです。
日本人の平均寿命が長くなったとされる昨今ですが、本当に日本人は健康になったのでしょうか?
長寿に関しては様々な考えがあるものかですが、本当に誰の手も借りずに健康に過ごせてこその長寿のように思うのです。
特に最近の日本の増加するガン患者や、高血圧・糖尿病・心臓疾患などの生活習慣病の増加を見ていますと、普段の食生活を昔にならい、和食の良さを再度徹底して見直すようにする必要があるのではと強く思うのです。
初めて当サイトに来て戴いた方はぜひ、ほかの記事も見てみてね。